Table for October; WHITE

木のぬくもりに包まれる

秋のホワイト

今月取り上げる色は、前回のベージュに引き続き
誰もが日常的に親しみのある色  です!
まずは今回も白という色の概念から、
ファッションとも関わりのある歴史から始めます♪
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白とは、人類の歴史の中でもっとも早くから
アートに用いられてきた色のひとつです。
旧石器時代に描かれた、
ラスコーの洞窟の壁画(フランス)でも
描くのに炭酸カルシウムを用いていました。
 
紀元前のギリシャにおいては、
白は神聖な色であり、光、そしてミルクの色であるとされます。
ローマにおいて白いトガ(布を巻き付けたような衣装)
純白に漂白したものをトガ・カンディダ
呼び、政務官選挙の候補者が着用したと記録されています。
政治にクリーンなイメージは、当時から不可欠だったんですね。
初期のキリスト教における白も、司祭がミサの際に纏う色、
純潔と謙虚、美徳をあらわすシンボル。
その意味は神の子羊の色を指す色としても強調されます。
***
白が儀礼の衣裳の枠を超え、ファッションとして流行するのは
18世紀から19世紀になってからのこと。
そしていま白といえば、誰もがイメージする
ブライダルの色でもありますが、
その歴史は実は意外と新らしいものなんです。
Oscar de la Renta Bridal Fall 2020 Collection - Vogue
https://www.vogue.com/fashion-shows/bridal-fall-2020/oscar-de-la-renta
婚礼、ウエディングに特別な衣装をまとうという慣わしは
古くから続いてきたものですが、
そこに真っ白という概念はありませんでした。
ウェディングドレスに白を着るという認識が西洋に広がるのは
1840年にクイーン・ヴィクトリアがアルバート公と結婚する際に
白いドレス着たところに始まったのです。
(実際にはそれ以前にも白を選んで着た人はいたのですが、
クィーン・ヴィクトリアが人気と注目があったことで
広く認識されるようになったと言われています。)
いつの時代にも人の心や価値観を動かし、
文化を創造する人は人気と支持が不可欠ですね!
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黒 の反対として位置づけされる 
黒― 恐れ、悪、ミステリー(神秘や謎、不可解)
白―明るさ、純粋、善良
何もない無の状態と可能性の両方を意味し、
すっきりと無駄のない洗練された、
シンプルなセンスの良さを印象として与える色として
店舗の内装やパッケージにもよく用いられていますね。
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さて、ここからテーブルのご紹介です!
冬の雪にはまだ早い、けれど冬の訪れを感じさせる風のなか
赤く色づいた実や葉っぱがとても暖かく映える―
先月のベージュに続いて暖かみのある、
秋のホワイトをイメージしたセッティングです♪
ぬくもりを最大限に引き出すために
スタイルはギャザリングでカジュアルに
動線だけはしっかりと確認しておきながら、
斜めに配置したり、動きや遊び心を大切に展開してみましょう♪
 
すべてホワイトのキャンドルを使うと、特に高さがある場合は
時としてとてもフォーマルな雰囲気に。
すこし崩したいときはカラーキャンドルがおすすめです◎

今回のパンプキンはベルベットで作ったもの

本物のカスペリータ(白いかぼちゃ)も可愛くて大好きですが、

切り株やプレートのウッド素材に対して

お洋服のニットのような質感の違いが欲しかったので

合わせて作ってみました♪

ちなみにこの短いキャンドルはいつもMaduで購入しています。

長いトールキャンドルの半分くらいの丈は、

ほかのアイテムとのバランスも取りやすく

一回のホームパーティでちょうど使い切れる優れもの

色んな色があってどれも可愛いんです♪

そして年中良いアクセントになってくれるカラーグラスも、

温かさを演出したい秋冬にはさらに重宝します。

質感も今の気分にぴったりとはまるWilliam Yeoward 

コレクションから

グリーンと実もの以外の生花は、
キャンドルホルダーに沿わせた白いマムだけの
実はとっても気楽なアレンジ♪
今回のように小物を揃えて並べたい場合や、
一つひとつのアイテムのディティールが凝っている場合には
あえてお花よりグリーンで引き立ててあげると
バランスを取りやすくなります。
なんだかごちゃっとするかも、と思った時には
潔くお花を引いて眺めてみるのも提案のひとつ
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白のお話と、秋のホワイトのテーブル
皆さんにお役立てて頂けそうなヒントがありましたでしょうか♪
今月もお付き合い頂きありがとうございました!

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