Table for July ; Devil Wears Prada

Cinema×Table
大好きな映画からのインスピレーション
Vol.1 プラダを着た悪魔
年に100本以上は観ている大好きな映画
世界観の中からインスピレーションを得て、
テーブルセッティングにするというのは
ずっと昔から私の叶えてみたかったことのひとつ
作品や、時代の背景を小話に交えながら、
少しずつご紹介していきます。
お付き合いくださいね♪
***
Vol.1は、2006年に公開され大ブームを起こした
【 プラダを着た悪魔 】
アン・ハサウェイのキュートなルックスと、
仕事とは?と投げかけるタフなストーリーに
魅了された人も多かったはず♪
レッスンではストーリーやキャスト、
そして実在する人物モデルやMet Galaについてお話ししました。
量が膨大で全てをこちらに詰め込むわけにはいきませんが、
なんといっても強烈なインパクトを放っていた
ミランダを演じる 大女優メリル・ストリープ
覚えている方もたくさんいらっしゃるはずの
セルリアン・ブルーのセーターのシーン(ベルトのくだりね)、と
終盤ホテルの部屋のシーン、実はこの2つの場面は原作の小説にはなく、
メリル・ストリープの提案により後から付け加えられたものだそう。
原作を原作以上にできるなんて、さすがの一言に尽きますね。
The Devil Wears Prada (2006) Directed by David Frankel Shown: Meryl Streep
そして、メリル演じる編集長ミランダの
モデルとなったと言われているのが、
実在するVogue US版の編集長アナ・ウィンター
私が10年以上前に海外版Vogueを手に取った頃から
すでに編集長として名前があり、レッスンにあたり改めて調べたら
なんと1988年からすでにその座に就いていたそう。すごいですね!
様々な背景があるとは言われているものの、実力社会のアメリカで
それだけの間、ポジションを貫けることは心底素晴らしいと思います。
アナ一人で1600億ドルの世界産業を動かすといわれ、
ファッション業界の権力争いの世界で、アナは代表的存在。
毛皮のブームを作り、スポーツウェアをファッション業界へ取り入れたのも
彼女の功績のひとつ。
Vogue=セレブリティが表紙 というのも今の当然も、
かつて表紙はスーパーモデルが当然だった時代にセレブリティの時代が
来ることを予想したアナが、女優をメインに起用したところからの始まり。
一人のひとが作り上げる、歴史への影響力の大きさを感じますね!
***
年に一度のファッションの祭典 Met Gala をスタートし、
ホストを務めるのももちろんアナ。隣は娘のBee Shaffer、
知的なお顔立ちにErdemのドレスがとっても素敵です。
ファッション好きとしては、映画「メットガラ ドレスをまとった美術館」
(オリジナルタイトル:The First Monday in May 2016)も
プラダを着た悪魔と並んでおすすめしたい作品です♪
ドキュメンタリー映画としてアナをはじめ実際の個人が登場するので、
アナの実際のバシバシと進む仕事ぶりやファッションに留まらない
美的感覚や商業的な才能を感じることができますよ!
***
さて、そんなNYを舞台にした作品
プラダを着た悪魔からインスピレーションを得てのテーブルです♪
赤のリップにBlack&WhiteのCHANELを着こなす
アン・ハサウェイの姿は
映画のなかでもひときわおしゃれでしたね!
COOLだけど熱い、
華やかだけど甘くない、
そんな雰囲気の魅力と強さを
たくさんのBlack&Whiteのパターンを組み合わせることで
表現しました
活き活きとしたグリーンと控えめなお花のポイントに使ったのは
独特のインパクトを持つオニユリ
あまり花言葉を好きで調べたりしない私ですが、
こういうクセのあるお花の時は
知らずに使うと怖い意味の時もあるので・笑
念のためにチェックしておいてくださいね
知ってさえいれば、話題のひとつにすることもできますから!
色を合わせたネームカードホルダー
レッスンのDIYでも皆さんに作ってもらったもの♪
レッスンでお料理はご用意していないのですが、
今回はセッティングをそのまま使う機会があったので
その際の料理も一緒に記録♪
登場人物すべてがスタイルコンシャスな作品なので、
ビーツ、アボカド、ホワイトアスパラといった
美容にプラスな素材を意識してチョイス
そしてアメリカといえばの
ロブスターサラダ♪
朝食のメニューにもけっこう載っていたような…
私もついつい選んでしまいます
小さめサイズのハンバーガーには
ラム肉を使って作ったパテ
本当はローファットの大きなアップルパイとか、
ローカーボの何スクープも盛られたアイスとか、
味を落としてでもボリュームは落とさないというのが
本来のアメリカンな考えらしくて好きなんですけどね・笑
 
テーブルを通して
ふとあの素敵な映画のことを
思い出したりイメージして頂けていたら嬉しいです!
次回は フランス映画 を取り上げます♪
ご覧いただきありがとうございました♡

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